近年サウナブームの日本でも、家庭用サウナを自宅に取り入れる人が増えています。サウナは疲労回復の効果や自律神経の調整など健康面によい働きをし、血行がよくなることで美容にも効果的です。
そのような効果を自宅で手軽に得られる家庭用サウナは、長く楽しむためにも掃除やメンテナンスが欠かせません。本記事では家庭用サウナの種類と手入れ、メンテナンスについて解説します。
家庭用サウナは大きく2種類に分けられます
サウナによってお手入れやメンテナンスも違うため、まずは家庭用サウナの種類についてご紹介しましょう。家庭用サウナは主に、乾式サウナと湿式サウナの2種類に分けられます。また、本来のサウナと異なる加温方法として、体に直接光を当てて熱反応を起こす遠赤外線サウナもあるのです。
乾式サウナ
日本のサウナで、一般的なのが乾式サウナです。室温が80～100度の高温で湿度は低く、公衆浴場などでよく見られます。サウナの熱に慣れていないと息苦しく、苦手に感じる人も多いようです。高い温度で一気に大量の汗をかき、血行が促進されることで体内の老廃物が流れ出ます。乾式サウナのあとに水風呂に入ることで強い爽快感を得られ、それを好む人も多くいるのです。
湿式サウナ
サウナ発祥のフィンランドでは湿式サウナがポピュラーで、日本でもサウナ好きの人たちに親しまれています。60～80度ほどの比較的低温で、湿度が高いのが特徴です。ストーンをサウナストーブで熱し、それに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」を行うことで、温度と湿度を調整します。高い湿度でゆっくりと発汗を促し、リラックス効果が得られるのです。
家庭用サウナのメンテナンス方法をご紹介
高温で使用されるサウナは経年劣化が心配でしょう。家庭用サウナの場合は、10年程度で設備機器の買い替えや修理が必要と言われています。せっかく家庭用サウナを楽しむのなら、メンテナンスをこまめに行い、長く使えるようにしたいものです。ここでは毎日のお手入れの仕方と定期的なメンテナンスについて解説します。
汗や水は放置しないでふき取る
サウナの使用で避けて通れないのが汗で、ロウリュを行う際は水も必要です。使用後に汗や水をそのまま放置しておくと、菌が繁殖し、カビや黒ずみの原因となります。サウナを使い終わったら、濡れた部分をしっかりとふき取りましょう。
ここで気をつけたいのが、水拭きと乾拭きを使い分けることです。温度が高く湿度が低い乾式サウナでは、水拭きをしても高温の余熱ですぐに乾くため問題ありません。しかし、湿式サウナは低めの温度設定のうえ湿度が高く、水拭きすると余計にカビが発生することもあります。
湿式サウナでは、乾拭きで水分をふき取るようにしましょう。サウナ室内に汗を落としたくないのであれば、ベンチやスノコにタオルを敷いたり、体にタオルを巻いたりして入室すると防げます。
サウナストーンはこまめに交換する
サウナストーンは、香花石と呼ばれるフィンランド原産の火成岩です。ストーブのうえで熱せられるストーンに水をかけることで蒸気が発生し、サウナ室内の温度を上げたり調節したりする役割を果たします。
サウナストーンは過熱と冷却が繰り返されることで劣化が早まり、割れてしまうことがあるのです。割れたストーンを使っていると温度調節がしにくくなるなど支障が出るため、使えなくなったストーンはそのつど取り出し、2～3年に一度を目安に総入れ替えをするとよいでしょう。
温度、湿度計が壊れていないかチェック
温度計、湿度計が故障して、正確に室温が測れなくなったら要注意です。室内が高温になりすぎて脱水症状を引き起こす可能性があり、重大な事故につながる危険もあります。温度計、湿度計はこまめにチェックし、正確性に問題を感じる場合は早急に取り換えましょう。
設備の劣化を感じたら速やかに交換、修理する
家庭用サウナの耐用年数は、10年程度です。サウナストーブ・安全保護装置・温度調節装置などは、自分で修理や交換ができません。不具合がある機器を使い続けるのは大変危険です。販売店やメーカーに問い合わせ、迅速に対応してもらいましょう。
また、長年の使用によりベンチやスノコの汚れが気になったり、高温による室内の変色が目立ったりすることもあります。その場合も新しいものと交換することで、再び気持ちよく使えるのです。
まとめ
フィンランドのように広い庭がなかなか持てない日本では、自宅にサウナを取り入れるのは難しいと感じるかもしれません。しかし、家庭用サウナは一人用のコンパクトなボックスタイプから設置でき、意外にも場所をとらないのです。家庭用サウナは正しく使用し、こまめに手入れやメンテナンスをすれば長く使えます。メンテナンス方法を熟読いただき、お手入れの際はぜひ参考にしてみてください。
「有限会社光陽産業」は、家庭用・業務用サウナの製造・販売を行っている会社です。家庭用サウナはコンパクト設計で空いたスペースを有効利用できます。
安全を確保するための漏電ブローカーや温度の急上昇を防ぐ安全装置など、二重三重の安全設計にこだわり、どなたでも安心してお使いいただくことが可能です。また、お客様の設置スペースに合わせたオーダーメイドサウナのご提供も致しております。家庭用サウナをご検討の方は、ぜひとも「有限会社光陽産業」にお気軽にお問い合わせください。
