家庭用サウナを設置していつでも美容と健康増進!ロウリュについても詳しく解説

家庭用サウナを設置していつでも美容と健康増進!ロウリュについても詳しく解説

「好きなときにサウナに入りたい」「サウナに通うのは面倒」など、より手軽にいつでもサウナ浴を楽しみたい人には、家庭用サウナの設置がおすすめできます。サウナ浴は、疲労回復・新陳代謝の活性化・自律神経の強化・ストレス解消・安眠効果などさまざまな身体効果をもたらし、日々の健康管理に役立つのです。本記事では、家庭用サウナの種類とその特徴や、ロウリュについて説明していきます。

家庭用サウナの種類と特徴

家庭用サウナは、大きく分けると3つの種類があります。それぞれに室温や身体への効果が異なるので、目的や好みに応じたタイプを選びましょう。

乾式サウナ(ドライサウナ)

乾式サウナは、室温が約80~100℃、湿度が20%以下のサウナで、健康ランドなどのサウナに多く見られます。5~10分程度サウナに入り、1分弱程度、17℃前後の水風呂に入るのを3回ほど繰り返す高温反復浴がおすすめです。サウナで交感神経、水風呂では副交感神経が刺激されるため、自律神経を整える効果があり、さらに「ととのう」と呼ばれる深いリラックス状態を味わえます。

家庭用サウナで身体を温め、お風呂の浴槽を水風呂として利用すれば、光熱費の節約にもなるでしょう。また、高温で低湿度の乾燥した室内では、髪の水分が奪われやすくなります。髪がパサパサになったり、のぼせたりするのを防止するため、断熱性が高いサウナハットを着用するのがおすすめです。

湿式サウナ(スチームサウナ・ミストサウナ・ロウリュ)

湿式サウナは、室温が約40~50℃、湿度は90~100%程度のサウナです。スチームサウナは、ボイラーで沸騰させた蒸気で室内を暖めるのに対し、ミストサウナは天井または壁から噴霧されたミストで暖めます。ストーブで熱した石にひしゃくで水をかけ、蒸気を発生させることで、温度と湿度を調節するのが「ロウリュ」です。

これら湿式サウナでは、15~20分程度、ゆっくりと良質な汗をかきながら心と身体をリラックスさせましょう。新陳代謝や自律神経の向上、さらに安眠効果ももたらしてくれます。また湿度が高いので、お肌や髪への保湿効果もあり、家庭用サウナだと人目を気にせず、マッサージやパックなどができるのもうれしいポイントです。

遠赤外線サウナ

遠赤外線サウナの室温は約60~70℃、湿度は10~15%程度で、遠赤外線の輻射熱(放射熱)により身体を温めます。換気をしても室内の熱が逃げにくいのが特徴で、ほかのサウナのように室温を下げないよう密閉しておく必要がありません。また、遠赤外線は人体にも吸収されやすく、効率的に身体を温められます。

家庭用サウナのタイプ

家庭用サウナのタイプは、「埋め込みタイプ」と「据え置きタイプ」の2種類です。埋め込みタイプは、部屋の間取りに応じた工事が必要なタイプで、リフォームのときや新築にサウナを設置する場合に適しています。据え置きタイプは、十分な広いスペースと電気コンセントがあれば、水回り以外の場所でも簡単な工事で設置できるタイプです。

ロウリュ(löyly)とは

ロウリュとは、サウナの発祥地フィンランドで行われるサウナ浴のひとつで、湿式サウナに分類されます。ストーブで熱したサウナストーンにひしゃくで水やアロマ水をかけて、蒸気を発生させるのが特徴です。発生した蒸気により、湿度が上昇するとともに体感温度も上がり、発汗が促進されるという流れになります。

ちなみに、ロウリュで立ち昇った水蒸気をタオルであおぐことを「アウフグース」と呼び、日本でも、サウナ客に熱波をあおぐサービスを行う「熱波師」が話題です。ここでは、ロウリュを楽しむための3つのコツを説明します。

奥のサウナストーンから水をかけよう

手前のサウナストーンから奥のサウナストーンへと水をかけていくと、 最初に水をかけた場所から発生した蒸気が手に当たり、火傷する可能性があり危険です。水をかける際には、必ず奥からかけていきましょう。

ゆっくりとすべてのサウナストーンに水をかけよう

ゆっくりと水をかけることによって、蒸気がゆるやかに発生し、室温も徐々に上昇していくので、リラックス効果が高まります。さらに、サウナストーンへの温度変化による負荷を軽減させ、変形したり割れたりするのを防止できるのです。

また蒸気を発生させるには、サウナストーンが熱い状態であることが重要になります。一部分だけに水をかけてしまうと、サウナストーンの温度が下がってしまい、あまり蒸気が発生しません。そのため、各サウナストーンの温度を下げないよう、できるだけすべてのサウナストーンにまんべんなく水を行きわたらせるようにしましょう。

ロウリュのやりすぎには注意

あまりロウリュをやりすぎてしまうと、サウナストーンやストーブの温度が低下してしまいます。ロウリュをする頻度と水の量は、ストーブなどの大きさによって違ってくるので一概には言えませんが、10分間隔の頻度で1回のロウリュにつき、ひしゃく2~3杯程度がおおよその目安です。 水をかけたとき、サウナストーンから 「ジュー」という音がしなければ、もう少しロウリュを待ったほうがよいでしょう。

ロウリュに使用されるサウナストーンとは

一般的にサウナストーンとして使用されているのは、フィンランド全土から採掘される香花石(こうかせき)です。氷河で冷やされたマグマが、長期間にわたり徐々に硬化したもので、耐熱性・耐久性・熱伝導率・保温性などに優れています。

大きなサウナストーンは熱しにくいものですが、一旦熱を持つと冷めにくいでしょう。一方、小さなサウナストーンは、熱しやすく冷めやすい特徴があります。そのため、サウナストーブには大小いろいろなストーンを設置し、温度のバランスをとっているのです。最近では、より耐久性に優れ、割れにくいセラミック製のサウナストーンも登場してきました。

まとめ

家庭用サウナを設置すれば、いつでも手軽に人目を気にすることなく、サウナ浴を楽しめます。体温が1℃上昇すれば、基礎代謝が12〜13%アップ、免疫力は5倍程度上がると言われております。身体を温めることは健康や美容に大変よいので、ぜひこの記事を参考にして、日々のサウナ浴を満喫してみてください。

「有限会社光陽産業」では、家庭用サウナや業務用サウナの施工販売を行っています。オーダーメイドや、さまざまな種類のサウナにも対応していますので、これら各種サウナをご検討であれば、お気軽にお問合せください。